時代小説血涙 北方謙三-楊四郎と石幻果- 楊業が死に絶え、息子たちも多くが死んだ先の戦。生き残った楊六郎と七郎は楊家軍の再興を図る。一方、遼においても石幻果という謎の将軍が耶律休哥のもとで才能を開花させる。前作『楊家将』より続く物語の完結編。 2021.12.27時代小説
時代小説屋烏 乙川優三郎-弱さを描く時代小説- 世間や生まれ、身分など変えがたい現実に翻弄されながらも自分をみつめ生きる。武家に生まれた者たちの五つの物語。ドラマチックでもなく、正義が勝つわけでもない。けれども温かさと勇気をもらえる時代小説です。 2021.12.07時代小説
時代小説じんかん 今村翔吾-清廉たる悪人- 松永久秀といえば戦国の梟雄、悪人としてのイメージが強い。しかしながら、本作ではこれまでにはない切り口から松永久秀を描く。野心的でありながらも絶大な支持を受け、直木賞でも次点での評価を受けた本作。圧倒的なエンターテイメントに読者は呑まれていく。 2021.11.29時代小説
時代小説北条氏康 大願成就篇-三代目当主の船出- 富樫倫太郎 西に目を向ければ、今川義元、武田信玄が当主の座に就き、東に目を向ければ、足利公方、両上杉氏、里見と戦線の拡大していく北条家。広い領土ゆえに戦局の移り変わりが激しい。 2021.11.13時代小説
時代小説北条氏康 二世継承篇-偉大なる父のあと- 富樫倫太郎 北条早雲亡きあと、北条家は氏綱へと託された。早雲のもとで鍛え上げられた氏綱は戦の才に長け、着実に勢力を伸ばしていく。安泰に思われた北条家であったが、次の跡継ぎに不安があった。温室育ちで剣術の腕はまるで乏しく、外遊びよりも女子と遊ぶことを好む伊豆千代丸に北条家の家臣は不安よぎらす。 2021.11.04時代小説
時代小説楊家将 北方謙三-最強の将軍、圧巻の物語- 10世紀末、中国に一人の英雄がいた。楊業、彼は戦場で無敵を誇り、彼の七人の息子たちもまた精強な軍人である。しかしながら、楊家が属する北漢は腐敗しきっていた。楊業はついに北漢を見限り宋に下る決断を下す。これが宋と遼の長きにわたる死闘の幕開けとなるのであった…… 2021.11.03時代小説
時代小説あきない世傳 金と銀(六) 高田郁-一つの願いを叶えた先に- 一頁から衝撃の展開を迎える本作。試練を迎えるたびに五鈴屋の結束は固くなる。奉公人も成長をみせ、幸にも思いつかないアイデアを出すようになる。そして、舞台は大坂天満から商いの本流・江戸へと移っていくことになり。。。 2021.10.24時代小説
時代小説義民が駆ける 藤沢周平-義民その裏側に- 老中・水野忠邦から命じられた三方国替えは荘内藩と百姓たちにとってさまさに青天の霹靂のことであった。理不尽な沙汰を覆すべく百姓たちは遠く離れた江戸に向かって歩き始める。 2021.10.19時代小説
時代小説あきない世傳 金と銀(五) 高田郁-大店への道- 大店と呼ばれる規模にはなかった五鈴屋が勢いよく商いの規模を広げ、大店へとなっていく様を見ることができます。 桔梗屋の吸収、幸の懐妊など様々な展開があり、本作もしっかりと面白かったです。 どんな小説家? 高田郁 兵庫県宝塚... 2021.10.11時代小説