月西

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時代小説

かずら野 乙川優三郎-夫婦の契り-

貧しい足軽の家に生まれた菊子は清らかさと自立して生きる力を持ち合わせつつも、縛られた鎖から逃れられず、各地を転々としていくことになる。常に限界状態で生きる菊子に待ち受ける宿命とは…
時代小説

涅槃 垣根涼介-戦国大名の責務-

“いかにして生き残るか”、宇喜多直家の人生のすべてはここに集約されていた。
時代小説

蔓の端々 乙川優三郎-藩という大木-

『蔓の端々』表題に示す意味を知った時、読者は何を思うのでしょうか。蔓の端々として生きるものの強さ、弱さ、矜持、対して藩という大木とその中で主導権争いをする家老たち。いつの時代にも変わらぬ”群れ”の生き方に悲哀と諦念を感じずにはいられません。
時代小説

くらまし屋稼業-春はまだか- 今村翔吾

くらまし屋稼業第二作!今回の依頼者はなんと幼き少女。彼女はなぜくらましを望んだのか。。金にもならない仕事を引き受けたくらまし屋の真意とは??新たな強敵やくらまし屋の過去やその目的など、シリーズとしても進展のある一冊となっています。
時代小説

謀聖 尼子経久伝-青雲の章- 武内涼

尼子経久、中国三大謀将と言われる一方、彼はこうも言われている「天性無欲正直の人」 なぜこのような対照的な評価をされたのか?そこには戦国時代を先駆けた男の揺るがしがたい信念があった。
時代小説

黛家の兄弟 砂原浩太朗-強き虫となるために-

神山藩筆頭家老・黛清左衛門には三人の息子がいた。長男・栄之丞、次男・壮十郎、三男・新三郎である。 弱く純な少年が強き虫に変わるまで。。三兄弟の生き方、強くあることの覚悟に心が揺さぶられる。
時代小説

あきない世傳 金と銀(七) 高田郁-過去と未来-

江戸に進出してしばらく。七代目店主の猶予である三年も迫るなか、五鈴屋は「買うての幸せ、売っての幸せ」を叶えるため挑戦を続けていた。 過去の縁に支えられ未来へと進む、五鈴屋と幸の歴史を感じる第七巻。
時代小説

くらまし屋稼業 今村翔吾-三人のヒーロー-

日本橋周辺に存在すると囁かれる存在がある。「くらまし屋」、何しろ依頼者の姿を完全に消し去り、新しい人生を始めることが出来るのだという。一体何者なのか?姿形、本拠も定かではない彼らの正体やいかに。
時代小説

誰そ彼れ心中 諸田玲子-情感豊かな純愛-

物語の凄みに圧倒されるも、瑞枝の心を描き出す心理描写は繊細な筆致である。心中の強さと人の心の儚さを両立させた作品です。
時代小説

初ものがたり 宮部みゆき-茂七捕物帖-

回向院の茂七が謎を追う!!「初もの」に合わせた六つの物語には人情があり哀切があり時に理不尽があり、町人ものとしても捕物帖としても楽しめる作品です。
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