乙川優三郎

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時代小説

かずら野 乙川優三郎-夫婦の契り-

貧しい足軽の家に生まれた菊子は清らかさと自立して生きる力を持ち合わせつつも、縛られた鎖から逃れられず、各地を転々としていくことになる。常に限界状態で生きる菊子に待ち受ける宿命とは…
時代小説

蔓の端々 乙川優三郎-藩という大木-

『蔓の端々』表題に示す意味を知った時、読者は何を思うのでしょうか。蔓の端々として生きるものの強さ、弱さ、矜持、対して藩という大木とその中で主導権争いをする家老たち。いつの時代にも変わらぬ”群れ”の生き方に悲哀と諦念を感じずにはいられません。
時代小説

屋烏 乙川優三郎-弱さを描く時代小説-

世間や生まれ、身分など変えがたい現実に翻弄されながらも自分をみつめ生きる。武家に生まれた者たちの五つの物語。ドラマチックでもなく、正義が勝つわけでもない。けれども温かさと勇気をもらえる時代小説です。
時代小説

喜知次 乙川優三郎-どこまでも静謐で清冽に-

静謐で清冽な乙川作品の魅力が詰まった一作。変えることの出来ない現実を前にして懸命に生きる少年たちと、タイトルにもなっている『喜知次』の人生が味わい深い余韻を残す一冊。
時代小説

霧の橋 乙川優三郎-捨てたものと選んだもの-

武士を捨て商人として生きることを決めた惣兵衛、激動の半生からようやく静かで幸せな日々を送っていた彼だったが、「勝田屋」の陰謀によって運命の歯車が再び動き出す。捨て去った過去の呪縛と商人にはなりきれぬ苦悩。清涼感のあるラストに心惹かれる一冊。
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