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望み 雫井脩介-究極の二択-

息子は殺人犯か、それとも被害者として殺されてしまったのか?迫りくる究極の二択に人間の内なる望みが暴かれる。
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悪の芽 貫井徳郎-加害者としての自覚-

かつていじめていた男が無差別事件を起こした、過去の罪に己を苛む男、現場を撮影した者、加害者の家族、様々な視点から一つの事件を浮かび上がらせる。
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流 東山彰良-少年らしい無鉄砲さで-

1970年代の台湾で、無鉄砲な少年の人生を描いた青春小説であり、難しいことは分からなくても楽しめる。一方で、直木賞でかつてないほどの絶賛を集めたすべての人を楽しませる傑作青春小説。
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鏡の背面 篠田節子-自分って誰?-

聖女と慕われた小野尚子が死んだ。しかし、遺体は小野尚子のものではないことが判明する。それまで接していた小野尚子とは誰だったのか?事件の背景には、小野尚子に扮して生きていた一人の女の壮絶な人生があった。移ろいやすく不確かな自己に読者は何を思うか……
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神様からひと言 荻原浩-たぶんやり直しはいつでも出来る-

「何度でも立ち上がればいい」「何度でもやり直せばいい」、どこかで再生産され続ける薄っぺらな綺麗ごとにはあまり耳を貸したくはないですよね。しかし、本書を読み終わった時には、心からすっとそんな言葉を受け取れるはずです。温かく優しい小説でした。
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ザ・ロイヤルファミリー 早見和真-欲望と誇りを乗せて-

山王耕造は、馬主としてあと一歩のところで苦しんでいた。悪目立ちし、陰口を叩かれながらも誰よりも馬を愛していた社長のことを秘書である栗須栄治はよく知っていた。ただ有馬記念を制するために……競馬に興味がない人にこそおすすめの一冊。
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アンティゴネー ソポクレス-愛が悲劇を呼ぶ-

ソポクレスの描いた作品のなかで、『オイディプス王』の次に有名な作品が『アンティゴネー』です。『オイディプス王』の続編ともいえるこの作品では、愛情と悲劇がテーマとなっています。アンティゴネーは何を思い、命をかける真似をしたのか?考えることの多い一作となることでしょう。
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アンダードッグス 長浦京-負け犬の悪あがき-

一人の負け犬の悪あがき、本書を一言で表すとこうでしょう。各国の巨大な組織に対する寄せ集めの負け犬たち。彼らは国家機密を盗み出し逆転を果たすことができるのか?熱量を持って走り切る怒涛の展開にあなたはついていけるでしょうか。
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冬の蜻蛉 伊集院静-現在の裏には過去がある-

短編小説の名手・伊集院静の描く7つの作品。大人の恋愛を描いた作品から背筋の凍る作品まで、バラエティに富んだ作品群となっています。現在の裏にはそれまで積み上げていた過去が必ずあり、ふとした時に、それが前に向かせたり、大きな枷になったりするものです。
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マインド・クァンチャ 森博嗣-辿り着いた道-

ヴォイド・シェイパシリーズ第5作、完結編。ゼンが最後に仕合うのは、スズカ・カシュウの座を受け継ぎ、国の剣術師範となった男であった。美しさすら感じさせる剣捌きにどのように立ち向かっていくのか。物語は最後、ゼンが一つの選択をすることで終える。
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