2021-08

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時代小説

樅ノ木は残った 山本周五郎-忍苦こそ武士道-

山本周五郎の傑作『樅ノ木は残った』、これは単なる伊達藩を救った忠臣の物語ではありません。多くの登場人物がみせる一つ一つの人生こそをぜひ堪能してください。
小説

神様からひと言 荻原浩-たぶんやり直しはいつでも出来る-

「何度でも立ち上がればいい」「何度でもやり直せばいい」、どこかで再生産され続ける薄っぺらな綺麗ごとにはあまり耳を貸したくはないですよね。しかし、本書を読み終わった時には、心からすっとそんな言葉を受け取れるはずです。温かく優しい小説でした。
小説

ザ・ロイヤルファミリー 早見和真-欲望と誇りを乗せて-

山王耕造は、馬主としてあと一歩のところで苦しんでいた。悪目立ちし、陰口を叩かれながらも誰よりも馬を愛していた社長のことを秘書である栗須栄治はよく知っていた。ただ有馬記念を制するために……競馬に興味がない人にこそおすすめの一冊。
小説

アンティゴネー ソポクレス-愛が悲劇を呼ぶ-

ソポクレスの描いた作品のなかで、『オイディプス王』の次に有名な作品が『アンティゴネー』です。『オイディプス王』の続編ともいえるこの作品では、愛情と悲劇がテーマとなっています。アンティゴネーは何を思い、命をかける真似をしたのか?考えることの多い一作となることでしょう。
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