月西

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時代小説

梟の城 司馬遼太郎-忍者の本懐-

司馬遼太郎の直木賞作品。二人の伊賀忍者は、相反する道を選びながらもそれぞれの道で再び交わっていくことになるのであった。忍者でありながらも、どこか俗世との交わりが濃く、人情を捨てきれない姿が味わい深く、読者の心を引き付けていく。
時代小説

半席 青山文平-真の動機を知った先に-

"半席"をいかにして脱するか、片岡直人の宿命ともいえるのが"半席"という身分であった。しかし、彼には厄介な上役と厄介な仕事があった。半席を脱するためには余計な仕事である「頼まれ御用」しかし、事件のうらにある真の動機を知るたびに直人の心にもまた変化が訪れるのであった。
小説

フォグ・ハイダ 森博嗣-はじめての仲間-

ヴォイド・シェイパシリーズ4作目『フォグ・ハイダ』、ゼンがこの旅で多くの剣士と出会ってきたが、本作でも新しい出会いが待っていた。キクラという心優しき男は、ある集団から命を狙われていた。ゼンはチハヤとともにキクラに助力するのであった。
小説

スカル・ブレーカ 森博嗣-能ある鷹は爪を消す-

ヴォイド・シェイパシリーズ三作目。ゼンは新たなる剣の遣い手と出会う。ひたすらに弱くあることを追求した剣は、ゼンに新たな境地をみせることとになる。生い立ちが明らかになるなど大きな物語としても次第に動き出す気配があり……
時代小説

暗殺の年輪 藤沢周平-しがらみを断つ刃-

時に人間は理不尽ともいえる現実に立ち向かわなければならない。また、過ち一つで取返しのつかないことになってしまうこともある。そんな一筋縄ではいかぬ人間の妙を描いた藤沢周平の初期作品を集めた短編集。緊張感や高揚感、絶望や希望、幾つもの感情が巻き起こる一冊。
時代小説

霧の橋 乙川優三郎-捨てたものと選んだもの-

武士を捨て商人として生きることを決めた惣兵衛、激動の半生からようやく静かで幸せな日々を送っていた彼だったが、「勝田屋」の陰謀によって運命の歯車が再び動き出す。捨て去った過去の呪縛と商人にはなりきれぬ苦悩。清涼感のあるラストに心惹かれる一冊。
時代小説

隠し剣秋風抄 藤沢周平-最後に魅せる隠し剣-

隠し剣は最後の最後で輝きを放つ。凡庸で曇りがかった日々を送るからこそ、その輝きは増すのだ。ままならぬ日々を送る下級武士たちの日常と、対を成すように刹那輝く白刃は、凡庸な日々を送る多くの読者に感動を与えることでしょう。
時代小説

世に棲む日日 司馬遼太郎-狂という生き方-

幕末、目まぐるしく変わる情勢のなかで、常に中心となっていたのが長州藩であった。大大名とはいえぬ、長州藩がなぜそのようになりえたのか?それはかの藩特有の"狂"という生き方にあった。"狂"を生み出した吉田松陰、"狂"を昇華させた高杉晋作、二人の傑物をもって騒乱の幕末期を紐解く。
その他

社会人一年目を終えての感想

社会人一年目の年を振りかえってみて。#小説#読書#旅#投資#仕事みたいな内容です。
時代小説

童の神 今村翔吾-童とは何者か?-

童とはかつて奴隷を意味するものであった。生まれ落ちたその日から、人ならざる者と扱いを受けてきたものの屈辱はいかなるほどであろうか。侮蔑され、恐れられた彼らが立ち上がった時、「童」の文字は大きく意味を変えたのであった。血が脈を打ち、心がたぎる。熱量に溢れた激動の名作。
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